WebブラウザとWebサーバーの間で取り交わされる情報のやり取りに関するプロトコルです。
これは TCPのプロトコルを利用して動作します。
以下で、Webブラウザのアドレス入力でURIを指定してから、そのwebページが見えるまでの流れを
アニメーションで示します。
下の[次へ進む]ボタンを、ボタンが消えるまでクリックして確認ください。
【1】右がWebサーバーで、そこにtest01.htmlやそれに使っているheno.gifのファイルが配置されている時の例です。
【2】このtest01.htmlをブラウザに入力してからブラウザやサーバーが行う内容を示しています。
【3】ブラウザは、WebサーバーにTCP/IP接続した後、
上記動作のように、
ブラウザからWebサーバーにリクエストメッセージ
を送信します。
【4】Webサーバーは、このリクエストに応じたデータを、
レスポンスメッセージに入れてブラウザに送り返します。
【5】ブラウザは、このレスポンスの内容を表示させています。
そして、このやり取りの規則が
HTTPプロトコルと呼ばれます。
もともとHTMLサーバーは、『要求されたデータを返す』という単純な目的で作られました。
HTTP/1.0 では一回の要求と応答の通信で完結する仕様でした。
HTTP/1.1 になって、HTTPの接続状態を保ったままデータのやり取りができるようになりました。
なお、【3】でブラウザはTCPのプロトコルでサーバーに接続しますが
この時の情報や、ブラウザが作るリクエストメッセージによって、
サーバー側では「クライアントの情報」をいくつか 取得できます。