以下は物理層が、イーサーネットの場合の例です。
TCPプロトコルにおいて、データを目標もホストまで伝達する場合を示しています。
【1】トランスポート層において、データを送れるサイズに分解し、TCPヘッダーを付けてセグメントと呼ばれる記憶域を作り、ネットワーク層に送信を依頼します。
【2】ネットワーク層において、IPヘッダーを付けて、IPパケットを作り、データリンク層に送信を依頼します。
【3】データリンク層において、MACヘッダーを付けて実際に送るフレームを作り、イーサーネットの物理層で送信します。
【4】途中でルーターがあると、内部のIPアドレスを確認し、適切なMACヘッダーを付け直した新しいフレームを作り、目標のネットワークアドレスの領域まで送られます。
【5】目標のホストのデータリンク層で、フレームを取り出して、IPパケットを取り出してネットワーク層に渡します。
ネットワーク層で、IPアドレスが自分宛のものであれば、セグメントを取り出してトランスポート層に渡します。
トランスポート層で、TCPヘッダーからポート番号を調べて目標のアプリケーションに層に渡します。
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